年間の損失は確定申告をしよう!
「 みなさん、今年は利益を得られそうですか? 」
「 損失でてるよ!この野郎! 」と思われた方。 すみません・・・ m(_ _)m
今回は、年間で損失を出した場合は、
「確定申告をするとお得ですよ」
という多少お役に立つお話です。
いつもの通り、初心者向けに分りやすくザックリと解説していますのでご了承お願いします。
確定申告とは?
「確定申告」とは年間の所得を国に自己申告して、年間の所得から国に納める税金を決めるもので、毎年2/16〜3/15の間に行います。
サラリーマンの場合は会社が代わりに税金を納めてくれているので、自分で確定申告をしたことがない人も多いかもしれません。
さて、
株式投資もこの「確定申告」と関係があります。
何故なら、所得のひとつだから。
株式投資の口座を開設した時に「特定口座 源泉徴収あり」で口座を開いた方は「株式会社が代わりに税金を税務署に収めている」ので、自分で行う必要がありません。
「特定口座 源泉徴収なし」の場合は年間で20万円以上の売却益が出ている場合、確定申告を行う必要があります。詳しくは下記にてご確認下さい。
年間で損失が出ている場合は?
年間で損失が出ている場合は、源泉徴収のあり/なし に関わらず確定申告を行う必要がありません。
でも、
確定申告を行う事で
「損失を翌年度以降に最長で3年間 繰り越すことが可能」
になります。
損失を繰り越す???
「損失を繰り越す」なんて言葉は意味が分りづらいですよね。
簡単に言えば、「利益」を「損失」で「相殺」する事が出来るんです。
例えば、
- 2011年度 年間の売却益 −50万円
2011年度の確定申告を行う。(損失の繰越) - 2012年度 年間の売却益 +80万円
繰越の適用(相殺) +80万円 −50万円 = +30万円
2012年度の売却益は繰越により +30万円とみなされる。
つまり、繰り越された50万円分、税金が減ります。
- +80万円の場合の税金 80 × 10% = 8万円
- +30万円の場合の税金 30 × 10% = 3万円
どうでしょうか?
「損失の繰越」のおかげで 5万円も税金が安くなりました。
しかも、この損失を「3年間」繰り越せます。下記、例です。
- 2011年度 年間の売却益 −100万円
2011年度の確定申告を行う。(損失の繰越) - 2012年度 年間の売却益 +80万円
繰越の適用(相殺) +80万円 −80万円 = 0円
2011年度の−100万円から−80万円分を相殺。
2012年度の売却益は繰越により 0円とみなされる。 - 2013年度 年間の売却益 +50万円
繰越の適用(相殺) +50万円 −20万円 = +30万円
2011年度の−100万円から残りの−20万円分を相殺。
2013年度の売却益は繰越により +30万円とみなされる。
では、損失が出たら確定申告がお得なんだね?
お得には間違いありませんが、その判断はアナタ次第です。
と、言うのも「損失の繰越」をするには「確定申告」という手間が発生します。
また、繰越の適用(相殺)を受ける年度も確定申告が必要になります。
さらに、税金分としてお得になるのは「利益の10%」です。
どういう事かというと、
「 −1万円の損失が出たから確定申告しよう! 」
と言った場合、税金でお得になるのは1万円 × 10%= 1,000円分です。
この1,000円分税金が安くなるのを取るか、確定申告の手間をとるかはアナタ次第と言うわけです。
年間で大きく損失を出した際は「損失の繰越」をおすすめしますが、その他の場合は、確定申告の手間とのバランスで判断して下さい。
編集後記(メルマガより)
今回は「損失」という 嫌〜なお話でしたが、実はコレ、知っておいた方が良い話です。
「確定申告をすれば損失を3年間繰り越せる」
この特例はとっても役に立つ制度です。
みなさんは手元に「塩漬け株(みなし損失)」はありませんか?
塩漬け株というのは、損失が出ている銘柄の回復を待って保有している株の事ですが、売る事が出来ず「資金が凍結」されている事になります。
思い切って売却して損失を確定する事により、資金は解放され、その損失は最大で3年間、その後の利益と相殺(節税)出来ます。
回復が思わしくない塩漬け株は売ってしまって資金を作り、新しい株を買った方が、より良い投資が出来るキッカケにもなるんです。
売却の投資判断は自己責任でお願いします。
が、知っておくと投資の選択の幅が広がる制度ですね (  ̄∇ ̄)
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